夜間透析

くきクリニックでは、夜間透析に対応しています。19時以降に血液透析を開始できるクリニックが増えています。仕事を早退せずに通えます。透析中の自由度が高いパソコンで仕事をしたり自由に過ごしてください。

また、これまで、夜間透析は22時で終了していますが、夜間透析終了時刻を夜23時まで延長します。夜間透析のために早退を余儀なくされていた患者さんにとって、余裕をもって仕事が出来ることを心から願っています。

透析は長いお付き合いになります。私たちは、仕事をしながら透析を続けている患者さんを応援したいと思います。夜間の透析についてご不明な点はお気軽にお問い合わせください。

夜間透析とは？

一般的な透析クリニックは受診できる時間は昼間に限られています。会社勤めをしている患者さんは、人工透析を受けるために早退しなければいけません。そのため、正社員ではなく時間の融通がきく派遣社員やアルバイトに甘んじるなど、仕事との両立が難しい状態でした。

そんな中、最近では都市部を中心に夜間に透析を行うクリニックが増えてきました。

また、以前は1回の透析に8時間近くかかりましたが、現在は4時間程度にまで短縮されています。そういった医療技術の進歩もあり、「定時まで仕事をしてから透析を受けたい」というニーズに応えられるようになったのです。

透析治療そのものは何も変わらないので、ご安心ください。

夜間透析とオーバーナイト透析の違い

夜間透析は夜の時間帯に行う透析です。夕方以降の時間帯に透析治療を開始し、一般的には4時間かけて透析治療を行います。夕方17時台や18時台から夜間透析を開始し、21時台、22時台で透析を終了する透析施設が多い中、当院では23時を夜間透析の終了時刻としています。

オーバーナイト透析は、夜から朝にかけての時間帯に行う透析です。通常では4時間で行う透析治療を、夜間就寝している間に8時間かけてゆっくりと行います。身体へかかる負担を少なくでき、日中の時間を有効に使えますが、夜間透析と比べると医療スタッフの数は少なくなります。

夜間透析のメリット・デメリット

早朝透析の5つのメリット

日中に仕事を行う時間を確保できる
学校や家庭の用事を終えてから透析治療を受けられる
透析前の生活を大きく変えることなく透析治療を続けられる
QOLを維持しやすい
オーバーナイト透析と比べるとスタッフ数が比較的多い中で透析治療を受けられる

夜間透析の5つのデメリット

夜間透析の開始時刻によっては早退や時短勤務の対応が必要
帰宅時間が遅くなるので自宅までのアクセス手段が確保されている必要がある
仕事や学校、家庭の用事のあとに通院しなければならないので体力が要る
夜間に家を空けるので家族の協力が必要
夜間透析を受けられる透析施設が限られる

夜間透析は透析治療を開始するまでの時間を仕事や学校、家庭の用事に充てることができ、透析治療を受ける前の生活を大きく崩すことなく継続できる点がメリットです。しかし、透析治療の開始時刻によっては、早退や時短勤務などの対応が必要です。当院の夜間透析は23時を終了時刻としているので、仕事を早退することなく透析治療を続けられます。

帰宅時間が遅くなるので、透析施設と自宅間のアクセスは事前にご確認ください。